ゼリー状のアイスノンや保冷剤は何ごみ?正しい捨て方を紹介
日本ではごみの分別が非常に細かく、「コレどうやって捨てればいいの?」と迷ってしまうものが多くあります。
いざという時に捨て方がよくわからないのが、保冷剤です。夏に欠かせない保冷剤ですが、冷たいものを買った時に付いてくるのをそのままにしておくと、どんどん家にたまって処分したくなることがあります。
そもそも、保冷剤の中にはどんなものが入っているのでしょうか。保冷剤には、「高吸水性ポリマー」というものが1%、「水」が99%の割合で入っています。
高吸水性ポリマーは、水と接触すると容量の500倍から1000倍もの水分を吸収することができる保水材料です。高吸水性ポリマーに直接触っても基本的に問題はありませんが、水分を吸収する性質があるため、人やペットが誤飲しないように注意が必要です。
大量に飲んでしまった場合は、速やかに病院で見てもらいましょう。
気になる保冷剤の捨て方ですが、可燃ごみとして出すのが正解です。ゼリー状のアイスノンはぷにぷにした感触で燃えない素材のように感じますが、可燃ごみとして出して問題ありません。
ただ、大半の地域で可燃ごみとして出せるのですが、中には不燃ごみとして出すよう指示している自治体もあります。保冷剤を捨てる際は、まず自治体のホームページを確認するようにしましょう。
保冷剤を捨てる時にやってはいけないことがあり、それが水道やトイレで流して捨てるということです。保冷剤は前述した通り、水以外に高吸水性ポリマーが入っています。
そのため、大量に保冷剤の流すと、高吸水性ポリマーが膨張し、排水溝が詰まる原因になります。外側のフィルムが破れてしまった際は、保冷剤ごとビニール袋に入れ、捨てるようにしてみましょう。